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雑記3 選挙と民主主義

こんばんは.最近とても暑いです.さすがに長そでシャツなんかはもう着ていられないですね.かといってTシャツではあまりにもカジュアルすぎ,ということで襟付きのシャツ(ポロシャツや半袖Yシャツ)などを着るようにしています.それにジャージなんかもいいです.

 

さて,本日書きたいのは選挙のことです.この前の参院選投票率は,東京新聞によれば,

 七月十日に投開票が行われた参院選投票率は54.70%だった。前回三年前の52.61%を上回ったものの過去四番目の低さである。

東京新聞,2016年7月21日

 とのことです.

これをみて,「問題なし」と思う人はいないでしょう.投票率が54%程度ということは,乱暴に言ってしまえば日本の投票権を持つ人口のうち半分程度は投票に行かなかったということです.見れば明らかですが,これは大問題です.これは,私の持論なのですが,

民主主義の上に胡坐をかいている者は,いつ民主主義に裏切られても文句は言えない.

のです.

どういうことか.第1次世界大戦終戦後のドイツを見れば簡単にわかります.ドイツはヴァイマール憲法を制定し,民主主義を取り入れたものの,ヴェルサイユ条約によって課せられた莫大な賠償金のため経済が停滞していました.そこで,国を引っ張る強い指導者を欲しました.そこで台頭したのが悪名高きアドルフ・ヒトラーです.最初は民主的に物事を進めていましたが(ヴァイマール憲法もあるから),結局は全権委任法を成立させ,きわめて民主的に独裁政権を成立させました.

そのあと何が起こったかはもはや語る必要すらないでしょう.経済成長は著しかったものの,生存圏拡大の考えに則って隣国を侵略し始め,ニュルンベルク法でユダヤ人の公民権をはく奪し,世界を第二次世界大戦へと叩き込みました.

たしかに,ヒトラーが全権委任法を成立させた背景には,SSなどの暴力的背景もあります.しかしながら,何よりも問題だったのは危ない主張をするヒトラーを「強い指導者が欲しい」という一念で,本来保証されるべき民主主義を無視して当選させた国民の政治への無関心さです.いつだって真理は変わらないのです.営々と続いてきた独裁への対抗としてようやく成立した民主主義.それを捨てていいというのは大間違いなのです.

 

さて,現在の日本についてお話ししましょう.今の日本はナチスドイツよりも悪い状況です.投票率の低さというのは,つまり政治に対して意見を述べる機会が少なくなっていることを表します.そこにTVなどの分かりやすく政治を(偏向的に)説明するマスコミが介入し,政治に対して,誰も自分の意見を持つことがなくなります.今は日本は平和です.独裁者も現れてはいません.しかしもし,次現れたらどうするのでしょうか.最悪なのは,まともに投票する人も割を食うということです.投票をしないことにより,国民の半数の意思は潜在的なものとなり,国民全員で政治の方針を決定したいという民主主義の大原則を犯します.そうして多数があおられ,自分の意見を持たずマスコミに持ち上げられる候補に投票する・・・なんていうのもあり得るのです.

 

もしも,明日独裁者が現れたら.私はそれを想い,期日前投票に向かいました.逆に聞きたいのですが,選挙に行った人はいいとして,選挙に行けなかったあなたはなんでいけなかったのですか.今の日本は,期日に投票できない人のために期日前投票も行っていますし,代理者投票なるものもあるそうです.ここまで制度を整えてもらって,なぜ行かないのですか.疲れているなんて言うのは言い訳になりません.どうしてもいけない理由を除き,選挙にはいかなければなりません.極論,選挙に行かない人は死刑になってもいいくらいです.この国の一員として,将来を決定することを放棄した人間に,のうのうと生きてもらう必要などない.生きているだけでガンなのです.

 

民主主義の上に胡坐をかいている者は,いつ民主主義に裏切られても文句は言えない.私たちは,せっかく与えられている民主主義を守るため,投票に行かなくてはならないのです.