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雑記1 イギリスのEU離脱動議に思うこと

初めまして.しばらくはTwitterで戯言を垂れ流していましたが,文字数制限によって言いたいことが言えないということ,またTwitter上TLを汚す心配があるということでこのような形で自分の意見を書くためのブログを作った次第です.

 

さて,今日は2016年6月25日の午前2時.昨日,6月24日はことと次第によっては歴史の教科書に永く残りうる出来事が起こった日として残るかもしれません.長年議論のあった,イギリスのEU離脱がついに国民投票で可決されたのです.このポストでは,それについていくつかの思ったことを書き連ねたく思います.どこかで見たことのある意見だなあ,と思うことはあるかもしれませんが,どうしてもTL上を流れる情報を見てしまったので,それは致し方なきこととしてご容赦いただければと思います.

 

まず初めに,この件についての私の立場を明確にしておきたいと思います.私は,イギリスのEU離脱に対して,反対です.その論拠は5つです.第一にイギリスの行動はリアリズム的動議であること,第二にこれによってEUが弱体化することが考えられること,第三に世界各国へ悪い影響をもたらす判断であったこと,そして第四に難民の受け入れ先が一つ失われたことです.

 

まずは第1の論点,イギリスの行動がリアリズム的動議であるという点についてです.これについては齧りたての知識で,間違いがあるかもしれませんがご容赦いただければと.リアリズムとは,国際機関の価値を低い(つまり影響力が低い)ものであると見做し,各国の利益の最大化を至上命題として考え,勢力均衡や覇権維持によって平和を保とうとする考え方です.現代社会においては,いうまでもなく,国連の登場やグローバル化の進展によって,リアリズムの考え方は好かれない傾向にあるといえます.イギリスはこの点を真っ向から無視したのです.私自身がTwitterで,

国際協調主義が主流である今日の国際社会で,EUから離脱をしようとする動きを見せたイギリスは,世界の協調を乱す悪の国家だ.

と述べましたが,私はこの意見は間違っていないと思います.日本人的な横に倣えという考えであるという論駁は理解できますが,少なくとも,イギリスの動きは大国間の連携の動きを大きく揺るがした問題行動であると断言せざるを得ません.この揺るぎは続いてドミノ理論に則り様々な場所,さまざまな関係に対して波及することでしょう.

 

第2の論点,EUの弱体化.これはこれ自体に問題が存在するというよりは,さまざまな問題の原因となりうるという意味で問題です.EUには,とりあえずEUに加盟することによって経済を成り立たせたいという思惑の小国が存在します.EUのGDPに対して,イギリスの占める割合は14%というきわめて大きいものです.この離脱により,EU経済は大打撃を受けることになります.それによって,先にあげたような思惑を持つ小国たちにも大きな打撃が向かいます.これにより今まであったEUの権威は弱体化し,小国たちは自分たちの権益を確保したいがためにかつてそうであったようにリアリズム主義で行動をするようになり,戦争誘発の原因となりえます.

 

第3の論点,世界各国へ悪影響を及ぼすこと.第1,第2の論点で触れたように,この離脱によって世界各国は悪影響をこうむります.EUに所属する小国たちは自分の権益保持のためにリアリズムへ走り,イギリスの動きに同調した各国もまた,自分たちの権益維持のためにブロック経済主義へ走り,そして世界は第2次世界大戦以前に戻るのです.

 

第4の論点.これは感情論的には一番許しがたい問題です.ノブレスオブリージュという言葉があります.余裕のあるものは,貧困する者に対して援助をしなくてはならない,という考え方です.イギリスは,リアリズムに走り,自分たち絵の利益を至上とするがゆえに,紛争の被害者である難民を受け入れないという最悪の決断をしたのです.EUの規約には難民受け入れはなされるべきとの条文があるので今まではイヤイヤとはいえしていたのですが,EU離脱を受け,もはや難民受け入れについて何か規則は存在しません.このクソッタレのブリカスめ!貴様らの私腹を肥やす暇があれば一人でも多く難民を受け入れろ屑どもが!

 

以上の4つの論拠により,私はイギリスのEU離脱に反対します.これも又私がツイートしたことですが,

EU残留について,残留すべきでないと考えて投票したイギリス国民諸氏に謹んで言上仕る. 諸君のあるいは深く考え,あるいは波に乗り,あるいは何も考えずに投票した結果,世界は混迷に突き落とされた.諸君に置かれては今更ながら,自分の投票した結果について深く考えてほしい.

ということです.まさかここまでイギリス国民の半分程度がバカだとは思っていませんでした.彼らは自己利益至上主義に取りつかれた,大局観を持たぬ,凡愚の市民により,世界は向かってはいけない方向へ向かっていくこととなるでしょう.こうして,この状況に絶望した人々がまた圧倒的指導力を持つ独裁者を求め,そうして第3次世界大戦が現実のものとなるのです.イギリスよ,貴様の選択はまさしく第3次世界大戦への第一歩だ.もしも戦争が起こったならば,貴様こそが,その戦争の引き金なのだ.忘れるな.